相談窓口は厚生労働省の中に設置され、午後6時から対応が始まると早速電話が相次ぎ、医師の資格を持つ職員などが応じていました。

28日は発熱や関節痛があるとか、感染していないか心配だなどといった相談が渡航歴の有無にかかわらず寄せられ、職員は症状に応じて、必要な場合は保健所や医療機関に連絡してから検査を受けることや、マスクの着用や手洗いの徹底など、予防方法をアドバイスしていました。

新型コロナウイルスへの感染が疑われる人を対象にした相談窓口は、電話番号が03-3595-2285で、土日も含め、午前9時から午後9時まで受け付けています。

また、厚生労働省は、マスクの着用や手洗いの徹底など、通常の感染症対策に努めるよう呼びかけています。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによる肺炎が相次いでいる問題で、武漢への渡航歴がない奈良県に住む日本人男性が、ウイルスに感染していることが確認されました。奈良県は28日夜会見し、「男性の家族や医療関係者で、ほかに症状が出ている人はいない」と説明しました。